伊吹山は滋賀県と岐阜県に跨る、標高1300m級の山です。名神高速を西に向いて走っているとひときわ高い山が目につきます。 3月でも雪が残っている山のことが前から気になっていました。ある時、「伊吹山はお花畑がすばらしく美しい」と聞きました。
それから2年ほどたって「伊吹山は8月初めが花の見頃だ」と聞きました。それから1年後の今年、念願叶って8月6日に行くことができました。頂上にお花畑が広がるという珍しい山です。頂上付近まで車で上がることができるのでお花畑をゆっくりと時間をかけてみることが出来ました。
次回は車を使わずにふもとから山を登りながら花を眺めたいなと思っています。 05.08.06 撮影
2回目の機会がやってきました。今回は「関西ハイキングの会」主催です。
頂上まではバスで行き、お花畑を満遍なく見た後、3合目まで下ります。頂上から3合目まで日陰が全くなく、暑いし、石灰岩のごつごつした下り道は歩き難く、初心者コースといってもかなりの難コースでした。
お花畑がなければ8月に行く気はしないでしょう。
伊吹山は、固有種の花が見られる他に高山植物が豊富に見られる所です。一つひとつの花を見るのも楽しいけれど、それだけじゃなく、散策路の両側に視界の続く限り広がるお花畑が他では見られない魅力なんです。 08.08.02撮影 |
秋のお花畑へ
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クサボタン (キンポウゲ科) 08.08.02 |
シシウド (セリ科) |
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メタカラコウ (キク科) |
ルリトラノオ(葉が対生)(ゴマノハグサ科) |
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淡紫色のクガイソウ、ピンクの
シモツケソウ、赤い色のアカソ
が、この時期の伊吹山のお花
畑を代表しているようだ。
08.08.02 |
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クガイソウ (ゴマノハグサ科) |
輪生するクガイソウの葉 |
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シュロソウ (ユリ科)根元にシュロ状の毛がある。 |
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タカトウダイ (トウダイグサ科) 08.08.02 |
キオン (キク科) |
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イワアカバナ (アカバナ科) |
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散策路の両側にシモツケソウが果てしな
く広がる。
黄色い花はメタカラコウ。
背の高い白い花はシシウド。
シモツケソウ (バラ科) 08.08.02
シモツケソウの群落 |
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ミツモトソウ(バラ科) 08.08.02 |
ノリウツギ(ユキノシタ科) 08.08.02 |
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アカソ (イラクサ科) |
トモエソウ (オトギリソウ科) |
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キリンソウ(ベンケイソウ科) 08.08.02 |
クサフジ (マメ科) |
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キヌタソウ (アカネ科) |
クルマバナ (シソ科) |
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グンナイフウロ(フウロソウ科) 08.08.02 |
イブキフウロ (フウロソウ科) |
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キバナノレンリソウ (マメ科) 08.08.02 |
ウツボグサ (シソ科) |
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イブキボウフウ (セリ科) |
カワラナデシコ (ナデシコ科) 08.08.02 |
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キバナカワラマツバ(アカネ科) |
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ミツバベンケイソウ (ベンケイソウ科) |
カワラマツバ (アカネ科) 08.08.02 |
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イブキジャコウソウ (シソ科) 08.08.02 |
テンニンソウ(つぼみ) (シソ科) |
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ツリガネニンジン (キキョウ科)つりがね型の花が茎に輪生して
かわいい。 |
サラシナショウマ (キンポウゲ科) 08.08.02 |
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ヒヨドリバナ 08.08.02 |
ヒヨドリバナにとまるアサギマダラ 08.08.02 |
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ヨツバヒヨドリ 08.08.02 |
ヨツバヒヨドリの葉は輪生 |
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イブキトラノオ 08.08.02 |
コオニユリ (ユリ科) 08.08.02 |
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キンバイソウ (キンポウゲ科) 08.08.02 |
シデシャジン(キキョウ科) 08.08.02 |
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オトギリソウ(オトギリソウ科) 08.08.02 |
ワレモコウ(バラ科) 08.08.02 |
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今年は秋の伊吹山にも行く機会があり、9月5日に行きました。今回はJP新大阪駅から貸し切りバスで頂上の駐車場まで行けるのでとっても楽♪♪。朝の出発の時は快晴かという天気だったのにいつの間にか空は雲に覆われ、雨模様。こんな天気、お花畑はどうなんだろう?
頂上の駐車場に着くと霧が一面に立ち込め、夏の賑わいはなく、駐車場もがら空きの状態でした。
全山霧の中を観察会は始まりました。
斜面を見下ろすところで、「晴れていたら一面、サラシナショウマで真っ白に見えるんですよ。」と案内がありました。覗き込むとなるほど、サラシナショウマの花で埋め尽くされていました。
片側の見上げる斜面も霧の中でぼんやりとはしているものの真っ白のようでした。
夏のシモツケソウのピンクに替って秋は白と黄色の世界でした。
08.09.05
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