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                                                                                                        ススキが原(砥峰(とのみね)高原)            2010.10.13更新

長い長い猛暑が続いた今年の夏。

待ちに待った秋の空。

砥峰高原は兵庫県神崎郡神河町にある。
標高900mほどのなだらかな高原は90ha一面がススキで覆われる。
ススキで覆われた高原はビロードの様。
ススキはどこまでも続き、背丈より高いススキをかき分けながら歩く場所もある。

銀色に輝くススキの穂。
ススキは逆光で見ると穂の輝きが増すから、午後から夕方に掛けて見る景色も美しい。



数年前までは駐車場はなく、車は周辺の空きスペースに停めておいてもなんら支障はなかったのだが、今は山を切り開き、広い駐車場が設けられている。高原を訪れる人が増えると共に、ススキが荒らされるようになったのか、保護対策がとられている。
ススキの中の宝物

木道で保護され、ロープが張り巡らされた散策路はどこまで行ってもススキの穂が続き、ススキに守られるように可憐な花が咲いている。

ウメバチソウ(梅鉢草)

  (ユキノシタ科)ウメバチソウ属
  花期 8〜10月
      純白の梅に似た花が咲く
  分布 日本全土(沖縄以外)
 

花の形が天満宮の梅鉢紋にしていることから。






数枚の長い柄のある根生葉の中から10〜50cmほどの茎を伸ばし、ハート型の葉が1枚だけ茎を抱くようにつく

ススキに守られるように、しかし、純白の花は存在感を示しながら点在している。
リンドウ(竜胆)が点在している。保護対策が徹底しているせいか、時期的に適切だったのか、前回来たときより増えていた。

  (リンドウ科)リンドウ属
  花期 9〜11月
      葉は対生。
      群生することはない。
  分布 本州、四国、九州  
センブリ(千振)

  (リンドウ科)センブリ属
  花期 8〜11月
      線形の葉が対生
      花弁に紫色の筋が美しい
      多年草
  分布 沖縄以外の日本全土
  
ミズオトギリ(水弟切)

 (オトギリソウ科)オトギリソウ属
 花期 8〜9月
     池や沼、湿原などに生える
     多年草
     秋に紅葉する。
 分布 北海道、本州、四国、九州
 
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)

 (キク科)アキノキリンソウ属
 花期 8〜11月
     多年草 
     日当たりのよい山地
 分布 北〜九州

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